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黄沙
「黄沙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
黄沙の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「少年」より 著者:芥川竜之介
だい》の上に朦朧《もうろう》とした目を開いたまま、蒙古《もうこ》の春を運んで来る
黄沙《こうさ》の凄《すさま》じさを眺めたりしていた。するとある蒸暑《むしあつ》い....
「太虚司法伝」より 著者:田中貢太郎
あった後の郊外は、見るから荒涼を極めて、耕耘する者のない田圃はもとの野となって、
黄沙と雑草が斑ら縞を織っていた。兵燹のために焼かれた村落の路には、礎らしい石が草....
「三国志」より 著者:吉川英治
。 すでに夷境へ近づくと、山川の気色も一変し、毎日狂風が吹き荒れて――いわゆる
黄沙漠々の天地が蟻のようなこの大行軍の蜿蜒をつつんだ。 そして易州まで来ると、....