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黄石公
「黄石公〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
黄石公の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
。後日にわたしを探し求めるならば、穀城山下の黄いろい石がそれである」 いわゆる
黄石公である。張良は漢をたすけて功成るの後、穀城山下に於いて果たして黄石を発見し....
「骨董」より 著者:幸田露伴
葉で、昔から無法者が貴人などの墓を掘った。今存している三略は張良の墓を掘って彼が
黄石公から頂戴したものをアップしたという伝説だが、三略はそうして世に出たものでは....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
も》ひて英風を欽《した》ふ) 唯見碧流水(唯だ見る碧流《へきりゆう》の水) 曾無
黄石公(曾《かつ》て
黄石公《こうせきこう》なし) というところの「碧流水」の三....
「ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
極意の巻ものを一気に頂こうという、むかしもの語りの術譲りの処だから。私から見れば
黄石公――壁に脱いだ、緋の外套は……そのまま、大天狗の僧正坊……」 多津吉は銅....
「迷信解」より 著者:井上円了
の人を高めて、凡人以上に置くための一政略より出でたるように思わる。つまり、張良が
黄石公より兵書を授かりし話と同一類であるから、信ずることはできぬ。 民間にて天....
「炭焼長者譚」より 著者:喜田貞吉
対する「仙」であって、凡人の目には一種の気高き思いをなさしめる場合もある。張良の
黄石公、牛若丸の鬼一法眼、みな一種の山人であった。彼らは浮世の塵を脱して、松葉を....