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黄紙
「黄紙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
黄紙の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「偸盗」より 著者:芥川竜之介
話は、今夜娘がするだろうがね。」
これを聞くと、太郎と言われた男は、日をよけた
黄紙《きがみ》の扇の下で、あざけるように、口をゆがめた。
「じゃ沙金《しゃきん》....
「七宝の柱」より 著者:泉鏡花
衡の金銀泥一行まぜ書の一切経、並に判官贔屓の第一人者、三代|秀衡老雄の奉納した、
黄紙宋板の一切経が、みな黒燿の珠玉の如く漆の架に満ちている。――一切経の全部量は....
「南極の怪事」より 著者:押川春浪
はこの奇怪事を人間世界に知らしめんとて、余はおぼつかなくも鉛筆を取り出し、数葉の
黄紙にこの事を記す、● 余の文は拙なり、されど万一にもこの秘密にして何時か人間世....