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黄蘗
「黄蘗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
黄蘗の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
往生ぎわが悪いと、もう御慈悲をかけちゃあいられねえ。さあ申し立てろ。江戸じゅうの
黄蘗を一度にしゃぶらせられた訳ではあるめえし、口の利かれねえ筈はねえ。飯を食う時....
「野狐」より 著者:田中英光
一死野狐ヲ挑出シ、スナワチ火葬ニヨラシム。師、晩ニ至リテ上堂シ、前ノ因縁ヲ挙ス。
黄蘗スナワチ問ウ、古人、アヤマッテ一転語ヲ祗対シテ、五百生、野狐ノ身ニ堕ス。転々....
「連環記」より 著者:幸田露伴
ある。道理で寂心が建立したという堂寺などの有ることは聞かぬ。後の高尾の文覚だの、
黄蘗の鉄眼だのは、仕事師であるが、寂心は寂心であった。これでも別に悪いことは無い....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
島の言問の手前を堤下に下りて、牛の御前の鳥居前を小半丁も行くと左手に少し引込んで
黄蘗の禅寺がある。牛島の弘福寺といえば鉄牛禅師の開基であって、白金の瑞聖寺と聯ん....