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黄蝶
「黄蝶〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
黄蝶の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
かけた。 「主税さま、何をしておいで?」 そとから舞い込んで来たらしい、雌雄の
黄蝶がもつれ合いながら、襖へ時々羽を触れては、幽かな音を立てていた。 「例により....
「肌色の月」より 著者:久生十蘭
下着をしらべてみた。シュミーズの背筋にあたるあたりにあの不吉な黄色いシミが、爪黒
黄蝶《つまぐろきちょう》の鱗粉のようなものがかすかについていた。 いずれ、こん....
「丸の内」より 著者:高浜虚子
は俳句の季題ではある。 唯或時私は見るともなく窓外に目をやると、珍しくも一匹の
黄蝶がひら/\と中庭を飛んでいるのが目に入った。これは珍しいと窓の所に近よって見....