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黄衣
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黄衣の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
られていたが、彼は平気で眠っていると、夜の四更(午前一時―三時)とおぼしき頃に、
黄衣の人が現われて外から呼んだ。 「幼輿、戸をあけろ」 幼輿というのは彼の字で....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
と、家根瓦の下から長さ一丈ほどの瓢を発見した。その瓢にもひと筋の矢が透っていた。
黄衣婦人 唐の柳宗元先生が永州の司馬に左遷される途中、荊門を通過して駅舎に宿る....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
にいわく、呉の末臨海の人山に入って猟し夜になって野宿すると身長《みのたけ》一丈で
黄衣白帯した人来て我明日|讐《かたき》と戦うから助けくれたら礼をしようというたの....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
泊まりしていると、ある夜ひとりの男がたずねて来た。男は身のたけ一丈もあるらしく、
黄衣をきて白い帯を垂れていた。 「折り入ってお願いがあって参りました」と、かれは....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
油※げ餅に酷似す。その像《かたち》象首一牙で、四手に瓢と餅と斧と数珠をもち、大腹
黄衣で鼠にのる(ジャクソンの『グジャラット民俗記』一九一四年ボンベイ板、七一頁)....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
のようなものがいて、やかましく通行人を呼びとめる。そういうごったがえしのなかを、
黄衣のラマ僧が悍馬を乗りこなしながらこれ見よがしに疾駆している。町はずれの僧舎に....