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「黄袍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

黄袍の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虞美人草」より 著者:夏目漱石
はし》る。狗と人とはこの点においてもっとも鋭敏な動物である。紫衣《しい》と云い、黄袍《こうほう》と云い、青衿《せいきん》と云う。皆人を呼び寄せるの道具に過ぎぬ。....
狂人は笑う」より 著者:夢野久作
二三十匹、乃至、四五十匹ぐらい行くのです。その間間に緑色の半纏を着た茶摘男とか、黄袍を纏うた茶博士とかいったような者が、二三十人|入り交って行くのですが、この猿....
申陽洞記」より 著者:田中貢太郎
李生は呼吸をころしてのぞいた。紅燈の燈はとろとろと燃えていた。三山の冠を被り、淡黄袍を著けて、玉帯をした者が神座へ坐って、神案に拠りかかり、その従者であろう十人....