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黄道吉日
「黄道吉日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
黄道吉日の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
の遊惰に傾くのを痛嘆いたしまして、士気振興武道奨励の意味から、毎年この四月の月の
黄道吉日《こうどうきちにち》を選んで、何等か一つずつ御前試合を催す習慣であったの....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
江戸ご本邸に運ばせて、本郷のこのお屋敷内の雪室深くへ夏までたくわえ、土用さなかの
黄道吉日を選んで柳営に献上するのが毎年の吉例でした。召しあがるのはせいぜいふた口....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
着けがましゅうごわりますが、英吉君の母も、この御返事……と申しまするより、むしろ
黄道吉日をば待ちまして、唯今もって、東京に逗留いたしておりまする次第で。はあ。御....
「革鞄の怪」より 著者:泉鏡花
には、髪|一条の根にも血をお出しなすったろうと思いました――この祝言を守護する、
黄道吉日の手に感謝します。 けれども、それもただわずかの間で、今の思はどうおい....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
更物語るのもつらいのですが、私には幼い時から許嫁の人がありました。そして近い内に
黄道吉日を択んで、婚礼の式を挙げようとしていた際に、不図起りましたのがあの戦乱、....