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黄金の山
「黄金の山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
黄金の山の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
れなる人形をあやなしているのでした。しかも、その前に、ざくざくと積まれた千両近い
黄金の山! だのに、豆やかな善光寺辰めがさらに奇怪で、一方の端には怪猫をからめ....
「海神別荘」より 著者:泉鏡花
をせば、いたせ、娘の親が人間同士の間でさえ、自分ばかりは、思い懸けない海の幸を、
黄金の山ほど掴みましたに因って、他の人々の難渋ごときはいささか気にも留めませぬに....
「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」より 著者:ホーソーンナサニエル
聞いてもらえるという、またとない機会なのです。そこで彼は考えに、考えに、考えて、
黄金の山の上に、また
黄金の山と、頭の中でいくつも積み重ねて見ましたが、なかなかこ....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
うに彼は女の肩ごしにその壁の面を睨んでいた。が、眼に映ったのは堆高《うずだか》い
黄金の山であった。もうふところにはいったも同然な、その三千両の現金であった。彼も....
「遠野の奇聞」より 著者:泉鏡花
し得ずしてやみたり。 というもの。三州奇談に、人あり、加賀の医王山に分入りて、
黄金の山葵を拾いたりというに類す。類すといえども、かくのごときは何となく金玉の響....