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黄金作り
「黄金作り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
黄金作りの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「川中島合戦」より 著者:菊池寛
ため、さしもの典厩隊も苦戦となり隊伍次第に乱れるにいたった。この日、典厩信繁は、
黄金作りの武田|菱の前立打ったる兜をいただき、黒糸に緋を打ちまぜて縅した鎧を着、....
「三浦右衛門の最後」より 著者:菊池寛
今でも左の手を吊っている。彼は先刻から少年の腰の物の値踏みをしているのだ。それは
黄金作りの素晴らしい品物である。彼は今まで二、三本の太刀を泥棒したが、作りだけで....
「加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
毛氈。アフガニスタンの絹窓掛け。サクソンの時計。支那の硯。インカ帝国から伝わった
黄金作りの太刀や甲。朝鮮の人参は袋に入れられ柱に幾個か掛けてある。 と、正面の....
「唖娘スバー」より 著者:タゴールラビンドラナート
なると、プラタプは詰らない釣などは止めてしまい、水の世界へ泳ぎ入って、銀の御殿の
黄金作りの寝台の上に、誰あろう、この小さい唖のス、バニカンタの娘を見ることも出来....
「源氏物語」より 著者:紫式部
。女官たちはほとんど皆お送りに来た。庇の御車に宮は召され、庇のない糸毛車が三つ、
黄金作りの檳榔毛車が六つ、ただの檳榔毛車が二十、網代車が二つお供をした。女房三十....
「三国志」より 著者:吉川英治
いにまた見ることができなかった。 ただ、途中、林の岐れ途で、一個の※を拾った。
黄金作りの美々しいもので、紛れもなく敵の大都督の戦冠である。 「さては、東へさし....