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黒檜
「黒檜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
黒檜の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
れが一本一本ハッキリとしたときには、黄な臭いような気分になった。 峠の頂には、
黒檜や樅や白樺が、こんもりと茂っている、その凹んだ鞍のような路から、左の小高い崖....
「皇海山紀行」より 著者:木暮理太郎
四つの峰頭をもたげ、千九百五十七米の三角点の櫓まで肉眼に映ずる。その右には赤城の
黒檜山が鈍いが著しく目に立つ金字形に聳え、右に曳いた斜線の上に鈴ヶ岳がぽつんと鮫....
「秋の鬼怒沼 」より 著者:木暮理太郎
の渇を医することを得た。 丈に余る笹を押分けて、広々した黒木の林に出る。唐檜や
黒檜の薄暗い幹の中に、白茶化けた樺が仄に明るく光っている。それを目あてに東南を指....
「黒部川を遡る 」より 著者:木暮理太郎
釣橋を渡って又崖の縁を少し登ると、小黒部鉱山への道が岐れる。椈の大木に交って栂や
黒檜などが岩崖に生えている。石楠が出て来た。附近には野生の杉もある。杉と石楠を一....