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黒田如水
「黒田如水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
黒田如水の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
万丈の気を吐いたわけである。 ある日、秀吉が諸大老と朝鮮の事を議しているとき、
黒田如水壁越しに、秀吉の耳に入るように放言して曰く、「去年大軍を朝鮮に遣わされし....
「山崎合戦」より 著者:菊池寛
論である。 秀吉は、中国に在って、信長の死を聞いて相当あわてた。その第一報は、
黒田如水の所へ京都の長谷川|宗仁と云うものから飛脚が来たのである。秀吉は、外に洩....
「真田幸村」より 著者:菊池寛
えたであろう。 真田安房守昌幸は戦国時代に於ても、恐らく第一級の人物であろう。
黒田如水、大谷吉隆、小早川隆景などと同じく、政治家的素質のある武将で、位置と境遇....
「小田原陣」より 著者:菊池寛
を訴えたので、捕えられて、城中に押し籠められていたが、このとき長男の新六郎と共に
黒田如水の所へ預けられていた。秀吉、左馬介を憎んで殺せと、如水に命じた。如水承る....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
日々の別れであるその一日をりっぱに無駄のないように生かしてゆくことです。ある時、
黒田如水が太閤さんに尋ねました。 「どうして殿下は、今日のような御身分になられま....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
うなものでござんす、知恵者は違いますよ、全くあの親分は軍師でげす、元亀天正ならば
黒田如水軒、ないしは竹中半兵衛の尉《じょう》といったところでござんしょう」―― ....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ても、ドサクサまぎれの火事ドロ根性を忘れなかった。彼と好一対をなすのは九州福岡の
黒田如水で、西と東でドサクサ狙いのいずれ劣らぬ田舎豪傑。夙に中央に接し、中央の軍....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
の大友|義統が、中央の大戦に乗じて、旧領の豊後を奪還しようとして兵をあげたので、
黒田如水は、これに当って、一万人の募兵を引っ提げて出陣した。――武蔵十七歳にして....