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「黒竜江〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

黒竜江の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
が領海に近づきつつある。 露国は、五ヶ年計画完成し、世界第一の大陸軍を擁して、黒竜江を渉り、日本の生命線満洲一帯を脅かそうとしている。 第一次の帝都空襲に、....
石狩川」より 著者:本庄陸男
ヲ測量シテ悪害ノ地ヲ検シ、アラカジメ我ガ海軍ヲ設クルノ計ヲナシ、ロ人ノ根拠トスル黒竜江及ビカムサツカヲモ測量スベシ」 彼のなかには、政治家と軍人が一緒に棲んで....
継子」より 著者:夢野久作
番物騒ですよ」と言ったので、玲子の父親の大沢子爵が、友人の村田大将から貰って来た黒竜江生れのセパードを繋いでいる小舎であった。そのセパードはアムールといってステ....
話の屑籠」より 著者:豊島与志雄
十度ほども気温が急降することがある。 そうした夜の、翌朝のことだ。起き出して、黒竜江の河畔に出てみると、無数に鴨が浮いている。南の方へ渡り後れた鴨にしては、余....
幸福な家庭」より 著者:井上紅梅
は、どこがいいだろうかな? 湖南も戦争だ。大連はやはり家賃が高い。察哈爾、吉林、黒竜江は――、馬賊が出るというし、こいつもいけない!……」そこで、いくら考えてみ....
キド効果」より 著者:海野十三
満洲の、ずっと北の方の話である。 地図を開いてごらんになると判るが、東支鉄道が黒竜江省を横断している。 なおよく御覧になると、この東支鉄道は大興安嶺をプツリ....
ムジナモ発見物語り」より 著者:牧野富太郎
せられたので、ここに新しく一つの産地が殖えたわけだ。その後、さらにシベリア東部の黒竜江の一部にもこれを産することが分かり、遂に世界の産地が飛び飛びに五カ所になつ....
国境」より 著者:黒島伝治
一 ブラゴウエシチェンスクと黒河を距てる黒竜江は、海ばかり眺めて、育った日本人には馬関と門司の間の海峡を見るような感じが....