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「黛色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

黛色の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
開する十勝の大平野は、蒼茫として唯|雲の如くまた海の如く、却て北東の方を望めば、黛色の連山波濤の如く起伏して居る。彼山々こそ北海道中心の大無人境を墻壁の如く取囲....
故郷」より 著者:井上紅梅
らずガラ空きになった。 船はずんずん進んで行った。両岸の青山はたそがれの中に深黛色の装いを凝らし、皆連れ立って船後の梢に向って退く。 わたしは船窓に凭って外....