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鼓楼
「鼓楼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鼓楼の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
があり、表門があり、裏門があり、庫裡があり、書院があり、経蔵があり、鐘楼があり、
鼓楼があり、盥漱所《かんそうじょ》があり、香部屋《こうべや》があり、蘭亭があり、....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
タマー・ホ(玉の宮殿の意)と名づけられている大宮殿の壁の厚さはただごとではない。
鼓楼のある三つの大門と、電光形の石階と、迷路のように上下八方に通じている暗道の仕....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
」 中宮は言いかけてはすぐ後も先もなく車の内の身もだえに消え入った。そしてもう
鼓楼で告げる卯の刻(午前六時)の太鼓に胸を挫がれた。 「時刻だ」 どこかで荒々....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
のさきでだましておかれい」 はっと、師直は彼女から手を離した。そのとき伊吹城の
鼓楼の太鼓が、突と、鳴り響いていたからだろう。 すでに中門の遠くには武者のむら....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
て日本軍駐屯の北城区域へ避難して来た。こうした避難民のため、その当時寂びれていた
鼓楼大街の如きは忽ち繁華の街となった程である。 善政というものは比較されて見た....