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「鼕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鼕の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十万石の怪談」より 著者:佐々木味津三
、突如、夜陰の空に谺して、ピョウピョウと法螺の音がひびき伝わった。 あとから、々と軍鼓の音が揚った。――同時に城内くまなくひびけとばかりに、叫んだ声が流れ伝....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
が幾個かある。若い逞しい両腕が、撥と名づくる棍棒で力任せに打つ音は、四里を隔てゝ々と遠雷の如く響くのである。府中の祭とし云えば、昔から阪東男の元気任せに微塵に....
蛇怨」より 著者:田中貢太郎
眺めると、瀑は半ば以上を新緑の上に見せて、その銀色の大樽を倒しまにしたような水が々として落ちているので、土地の人は大樽と呼んでいる。 その滝の在る山を南に越....
星女郎」より 著者:泉鏡花
音は梢を揺って、薄暗い谷に沈む。 十三 女巫澆酒雲満空。玉炉炭火香。海神山鬼来座中。紙銭※風。相思木帖金舞鸞。 ※杯盤。山魅食時人森寒。 境....
怪異暗闇祭」より 著者:江見水蔭
。 * * * くさくさの式も首尾好く終って々と打鳴らす太鼓の音を合図に、暗黒世界は忽ち光明世界に急変するのであった。家々....
式部小路」より 著者:泉鏡花
た役者じゃありませんや、きっと放火だ、放火だ、放火だ。」 ばたばた足の責太鼓、々と打鳴らいて、かッかと笑い、 「何、それも、どさくさ紛れに葛籠箪笥を脊負い出....
三国志」より 著者:吉川英治
を開け放ち、姜維は銀鎧金鞍という武者振りに、丹槍の長きを横にかかえ、手兵二千に、々と陣歌を揚げさせて、城外へ出た。 魏延は、はるかにそれを見、同じく雷鼓して....