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「鼠捕り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鼠捕りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
「倒れているところに、なんにも落ちていなかったか」 「気がつきませんでした」 「鼠捕り粉がこぼれていなかったか」と、半七は訊いた。 「いいえ、存じません」 「お....
鴻ノ巣女房」より 著者:矢田津世子
にはいかない。年寄りが喜びそうな惣菜をこしらえたり、お針をしたり、洗濯をしたり、鼠捕りをしかけたり、市場へ買い出しに行ったり……。市場で、ぎんは「負けれせ」とい....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
発行する御遊興切符なども、品行方正なるがために最も採集に苦心をした。ある時金網の鼠捕りを買いたいというから、何で急にそんな事をするかと思うと、実はこの「鼠一匹」....
大岡越前」より 著者:吉川英治
、古金銀の隠匿で闕所になり、浮浪の仲間入りしている味噌久を、口のかたい男と見て、鼠捕り薬を入れた揚団子を背負わせ、人目につかぬ道まで苦労して、はるばるその決行に....