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鼠輩
「鼠輩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鼠輩の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
ッ。その菜切《なっき》り庖丁をおとなしゅう引けッ」 だのに、身の程もわきまえぬ
鼠輩共《そはいども》です。蟷螂《とうろう》の竜車《りゅうしゃ》に刄向うよりもなお....
「三国志」より 著者:吉川英治
がては天下に臨まんとするこの何進である。十常侍らの輩が我に何かせん。彼らごとき廟
鼠輩を怖れて、何進門を閉ざせりと聞えたら天下の英雄どもも、かえって予を見くびるで....
「三国志」より 著者:吉川英治
韓暹と、二人がしめし合わせて、大梁へ落ちて行ったものです。――将軍の威望をそねむ
鼠輩の盲動。何ほどのことをしでかしましょうや。お心を労やすまでのことはありますま....
「三国志」より 著者:吉川英治
呉を討った後には、まだもう一方に片づけなければならんちんぴらがおる。玄徳、孔明の
鼠輩だ。いや、この大陸大江に拠って生ける者としては、彼らの存在など
鼠輩というもお....
「三国志」より 著者:吉川英治
に抛ち、剣を以て蠅を追うような、もったいないことはなさらないでください。彼が如き
鼠輩を追うには、私でたくさんです。私をおつかわし下さい」 「うむ。……まず試みに....
「三国志」より 著者:吉川英治
われる」 関羽はしずかに眸を向けて、 「思いあがるを止めよ、碧眼の小児、紫髯の
鼠輩。まず聞け、真の将のことばを」 と、容を正した。 「劉皇叔とこの方とは、桃....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
を捕り抑える必要がある。実はまだ、元兇を揚げていない。元兇を糺すなく、末端末梢の
鼠輩をからげて、天下の評定所を煩わしても、火災の火元に水をかけずに、火光の火影に....