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鼬の道
「鼬の道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鼬の道の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
った」 馴染の娼妓か、 △「おや鼬《いたち》の道や」 勘「なにー篦棒めえ、
鼬の道だって、あのなア繁岡さんと喜瀬川《きせがわ》さんを呼んで呉んな、揚女郎てえ....
「三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
で、双方の気心もほんとうに知れていないのであるから、たった一度顔出しをしたぎりで
鼬の道をきめては悪い。そう思いながらも矢はり半日の暇も惜しまれる身のうえで、今日....
「黄鳥の嘆き」より 著者:甲賀三郎
ら、すぐ東京に行って、今いった通り運ぶよって、いうて山へ行かはりました。それきり
鼬の道だす。山から帰ったとも、東京へ行ったとも、一言もいうて来ず、むろん姿は見せ....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
が、はじめての客に帰りの俥まで達引いた以上、情夫――情夫(苦い顔して)が一度きり
鼬の道では、帳場はじめ、朋輩へ顔が立たぬ、今日来い、明日来い、それこそ日ぶみ、矢....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
と庄亮の方へ。 「いいつけといたはずだがね。あっはっは、とんと貉の道だよ。」 「
鼬の道とは聞いたが、貉の道とは、これも初めてだね。」 「そうかい、鼬かい。あっは....