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鼻嵐
「鼻嵐〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鼻嵐の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幻影の盾」より 著者:夏目漱石
られた。「飛ばせ」とシーワルドはウィリアムを顧みて云う。並ぶ轡《くつわ》の間から
鼻嵐が立って、二つの甲が、月下に躍《おど》る細鱗《さいりん》の如く秋の日を射返す....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
て、あんな不取扱《ふとりあつかい》を受けた事はありゃしません」と鼻子は例によって
鼻嵐を吹く。
「何か無礼な事でも申しましたか、昔《むか》しから頑固《がんこ》な性....
「禰宜様宮田」より 著者:宮本百合子
馳けこんだ。 そして、まるでがつがつした犬のように喘いだり、目を光らせたりして
鼻嵐しを吹きながら、そこいらに散らかっている古藁で、人形《ひとかた》を作りにかか....
「番町皿屋敷」より 著者:岡本綺堂
き母の姉という目上の縁者でもあるので、さすが強情の播磨もこの伯母の前では暴れ馬の
鼻嵐を吹く訳には行かなかった。彼は唯おとなしく叱られていた。 しかしそれは播磨....