鼻持ちならない[語句情報] » 鼻持ちならない

「鼻持ちならない〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鼻持ちならないの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
斜陽」より 著者:太宰治
」 「見た」 「ご返事は?」 「僕は貴族は、きらいなんだ。どうしても、どこかに、鼻持ちならない傲慢なところがある。あなたの弟の直さんも、貴族としては、大出来の男....
新郎」より 著者:太宰治
知れない。「なんだい、あれは。趣味でキリストごっこなんかに、ふけっていやがって、鼻持ちならない深刻ぶった臭い言葉ばかり並べて、そうして本当は、ただちょっと気取っ....
勉強記」より 著者:坂口安吾
ないと思いませんか」按吉は龍海さんに訊いた。 「割りきれません! いい加減です!鼻持ちならない!」 そう答えて、龍海さんは、怒りのためにぶるぶるふるえた。二人....
我が人生観」より 著者:坂口安吾
ころのような夢のような恋をささやくわけにはいかない。しかし小説の中ではできるし、鼻持ちならないものも、そうでなく表現することができる。つまりミイラのお堂をたてる....