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鼻紙袋
「鼻紙袋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鼻紙袋の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「護持院原の敵討」より 著者:森鴎外
って、行燈の前にすわった三右衛門は、先ず燈心の花を落して掻き立てた。そして懐から
鼻紙袋を出して、その中の眼鏡を取って懸けた。さて上書を改めたが、伜宇平の手でもな....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
かお通し下さいまし」 「手形を持っておるか」 「はい、持って参りました」 女は
鼻紙袋を出してその中から、一枚の厚い御手判紙《おてはんがみ》の畳んだのを役人の前....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
お》ぶれは、この一札をごらん下し置かれましょう」 こう言いながら、鐚助は枕許の
鼻紙袋をかき寄せて、その中から何か書きつけた紙切れの折畳んだのを引っぱり出して、....
「拷問の話」より 著者:岡本綺堂
をぬすみ取ったことであった。 吉五郎は万吉と清七と三人づれで忠蔵の店へ行って、
鼻紙袋や烟草入れなどを注文した。色々の品物を出させてみて、あれかこれかと詮議した....