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「鼻綱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鼻綱の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
水害雑録」より 著者:伊藤左千夫
帯一筋あったを幸に、それにて牛乳鑵を背負い、三箇のバケツを左手にかかえ右手に牛の鼻綱を取って殿した。自分より一歩先に行く男は始めて牛を牽くという男であったから、....
」より 著者:岡本綺堂
荷の車は七、八台も繋がって来る。いうまでもないが、初荷の車を曳く牛は五色の新しい鼻綱をつけて、綺麗にこしらえている。その牛車が店さきに停まったので、大勢がわやわ....
小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
てどこへ連れて行かれるのか、三人は勿論知らなかった。かれらはもう夢のような心持で鼻綱を結われた牛のように、かの眇目の男の導くままに、引き摺られて行った。京を離れ....