鼾睡[語句情報] »
鼾睡
「鼾睡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鼾睡の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
ば盗なり」 「またかつて暑月において一古廟の中に遊ぶ。三、四|輩あり。地に蓆して
鼾睡す。傍らに西瓜あり。劈開して未だ食わず。張また指さして盗と為して擒う。はたし....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
に天下一統の形勢にある彼れ頼朝たるもの、いかんぞその臥榻の傍において、この夷人の
鼾睡を容るすことが出来ようや。いわんや秀衡はさきに平家の推挙によりて陸奥守に任ぜ....
「三国志」より 著者:吉川英治
のため、勢揃いして山上からおりてまいると、途中一名の浪人者が、馬をつないで路上に
鼾睡しています。先頭の裴元紹が、退けと罵ると、山賊の分際で白昼通るは何奴かと、は....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
よるものだと言っている。その夷人が奥羽両州に跋扈しては、いわゆる臥榻の傍に他人の
鼾睡を容るるもので、義家たるものの忍ぶ能わざるところであったに相違ない。後三年の....