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おかけ
「おかけ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
おかけの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浅草公園」より 著者:芥川竜之介
みならずこう少年に話しかける。――
13
「目金を買って
おかけなさい。お父さんを見付《みつけ》るには目金をかけるのに限りますからね。」
....
「おしの」より 著者:芥川竜之介
使の変化《へんげ》です。ジェズスは我々を救うために、磔木《はりき》にさえおん身を
おかけになりました。御覧なさい。あのおん姿を?」
神父は厳《おごそ》かに手を伸....
「少年」より 著者:芥川竜之介
生憎《あいにく》どちら側にも空《あ》いている席は一つもない。
「お嬢さん。ここへ
おかけなさい。」
宣教師は太い腰を起した。言葉はいかにも手に入った、心もち鼻へ....
「将軍」より 著者:芥川竜之介
っきらぼうにこう云った。
「何か御用ですか? お父さん。」
「うん。まあ、そこに
おかけ。」
青年は素直《すなお》に腰を下《おろ》した。
「何です?」
少将は....
「或る女」より 著者:有島武郎
と知り抜いてでもいたように落ち付き払って、朝の挨拶《あいさつ》もせずに、
「さ、
おかけなさい。ここが楽《らく》だ」
といつものとおりな少し見おろした親しみのあ....
「或る女」より 著者:有島武郎
倉地氏の手からあなたに届いたら、倉地氏にもよろしく伝えてください。倉地氏に迷惑を
おかけした金銭上の事については前便に書いておきましたから見てくださったと思います....
「星座」より 著者:有島武郎
ている。その眼の前の壁には、学校で使い古したらしい仏蘭西《フランス》の大掛図《お
おかけず》が、皺くちゃのまま貼りつけてある。突然玄関の方で、彼の情婦が、聞き慣れ....
「眉かくしの霊」より 著者:泉鏡花
ますと、お艶様の方では人が来るのを、よけようと、水が少ないから、つい川の岩に片足
おかけなすった。桔梗ヶ池の怪しい奥様が、水の上を横に伝うと見て、パッと臥打ちに狙....
「春昼」より 著者:泉鏡花
、その……」 「はあ、あの歌ですか。」 「御覧になったで、」 「先刻、貴下が声を
おかけなすった時に、」 「お目に留まったのでありましょう、それは歌の主が分ってお....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
た。 みんなは、モウリ博士の話に熱心に聞き入っている。 「おお、正吉か。ここへ
おかけ」 博士は、にこにこと正吉の方へ笑顔を見せて、すぐそばの椅子を動かした。....
「火星兵団」より 著者:海野十三
少年を出せと命令したのか」
「これは驚きました。課長が、今朝ほど、電話をこちらへ
おかけになって、放免しろとおしゃったので、それで、出したようなわけですが、もしや....
「怪塔王」より 著者:海野十三
ら、塩田大尉の胸のなかは、にえくりかえるような有様でした。 「ミチ子さん、まあ、
おかけなさい。ほんとうにお気の毒なことになりましたね」 ミチ子の捷毛は心配のあ....
「化鳥」より 著者:泉鏡花
、快く返事をおしでなかったり、拗ねたような、けんどんなような、おもしろくない言を
おかけであるのを、いつでも情ないと思い思いしていたのを考え出して、少し鬱いで来て....
「古い記憶を辿って」より 著者:上村松園
わせていられました。その時ちょうど私の方の側が陽が照って来ましたので、「こちらへ
おかけやす」と、その時、春挙さんの隣に空席が出来たので、おとなりにかけました。ち....
「透明人間」より 著者:ウェルズハーバート・ジョージ
いね」 おかみさんはぷんぷんして、 「わかりました。それでしたら、お部屋に鍵を
おかけになったらいかがですか?」 「なるほど、そうだったな。では、これからは鍵を....