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おじ
「おじ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
おじの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浅草公園」より 著者:芥川竜之介
1
浅草《あさくさ》の仁王門《におうもん》の中に吊《つ》った、火のともらない大提灯《お
おじょうちん》。提灯は次第に上へあがり、雑沓《ざっとう》した仲店《なかみせ》を見....
「一夕話」より 著者:芥川竜之介
続けるのに熱中していた。
「和田のやつも女の前へ来ると、きっと嬉しそうに御時宜《
おじぎ》をしている。それがまたこう及び腰に、白い木馬に跨《またが》ったまま、ネク....
「犬と笛」より 著者:芥川竜之介
っちへやって来ました。
髪長彦はそれを見ると、吹いていた笛を腰へさして、叮嚀に
おじぎをしながら、
「もし、もし、殿様、あなた方は一体、どちらへいらっしゃるので....
「魚河岸」より 著者:芥川竜之介
《だんな》でしたか。」――客は中折帽を脱ぎながら、何度も声の主《ぬし》に御時儀《
おじぎ》をした。声の主は俳人の露柴《ろさい》、河岸《かし》の丸清《まるせい》の檀....
「海のほとり」より 著者:芥川竜之介
れは何も四人とも一しょに散歩をするために出かけたのではなかった。HはS村の伯父《
おじ》を尋ねに、Nさんはまた同じ村の籠屋《かごや》へ庭鳥《にわとり》を伏せる籠を....
「お律と子等と」より 著者:芥川竜之介
は熱も下ったしね、この分で行けば癒《なお》りそうだから、――美津《みつ》の叔父《
おじ》さんとか云う人も、やっぱり十二指腸の潰瘍《かいよう》だったけれど、半月ばか....
「開化の良人」より 著者:芥川竜之介
行ったのです。所がそこの二階座敷で、江戸の昔を偲《しの》ばせるような遠三味線《と
おじゃみせん》の音《ね》を聞きながら、しばらく浅酌《せんしゃく》の趣を楽んでいる....
「彼」より 著者:芥川竜之介
一
僕はふと旧友だった彼のことを思い出した。彼の名前などは言わずとも好《い》い。彼は叔父《
おじ》さんの家を出てから、本郷《ほんごう》のある印刷屋の二階の六畳に間借《まが》....
「疑惑」より 著者:芥川竜之介
事でございます。御承知の通り二十四年と申しますと、あの濃尾《のうび》の大地震《お
おじしん》がございました年で、あれ以来この大垣《おおがき》もがらりと容子《ようす....
「死後」より 著者:芥川竜之介
「きのう伯母《おば》さんやおばあさんとみんな鵠沼《くげぬま》へやりました。」
「
おじいさんは?」
「
おじいさんは銀行へいらしったんでしょう。」
「じゃ誰もいない....
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
剣《つるぎ》で打たせ給うた。まだしも頭《かしら》が微塵に砕けて、都大路《みやこお
おじ》に血をあやさなんだのが、時にとっての仕合せと云わずばなるまい。」と、さも横....
「秋山図」より 著者:芥川竜之介
病弱らしい顔はしていても、人がらの悪い人ではありません。いや、むしろその蒼白《あ
おじろ》い顔や華奢《きゃしゃ》な手の恰好なぞに、貴族らしい品格が見えるような人物....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
たしの家に出入りした男まさりの女髪結は娘を一人持っていた。わたしは未だに蒼白《あ
おじろ》い顔をした十二三の娘を覚えている。女髪結はこの娘に行儀を教えるのにやかま....
「俊寛」より 著者:芥川竜之介
た事です。殊に一度なぞはある家の前に、鶏《とり》を追っていた女の児さえ、御時宜《
おじぎ》をしたではありませんか? わたしは勿論嬉しいと同時に、不思議にも思ったも....
「将軍」より 著者:芥川竜之介
った。
「まあそんな調子でね、十二三の中学生でも、N閣下と云いさえすれば、叔父《
おじ》さんのように懐《なつ》いていたものだ。閣下はお前がたの思うように、決して一....