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お母さま
「お母さま〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
お母さまの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
自然親しかったのでございます。お年齢は敦子さまの方が二つばかり下でございました。
お母さまが大へんお美しい方であった為め、
お母さま似の敦子さまも眼の覚めるような御....
「孟母断機」より 著者:上村松園
り出来ましたか」 孟子は、母からそう問われると、ちょっとまごついた。 「はい、
お母さま。やはり以前と同じところを学んでいますが、いくらやっても駄目なので、やめ....
「空襲警報」より 著者:海野十三
ていちゃいけないわ。きっと東京は、もっとひどい空襲をうけていてよ。家はお父さまも
お母さまも御病気なんでしょ。竹ちゃんや晴ちゃんでは小さくて、こんなときには頼みに....
「人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
子だけはどうにかして無事にこのさいなんから切りぬけさせ、日本に待っていらっしゃる
お母さまの手にとどけなければならない。そうだ、それだ。マリ子を救わなければならな....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
ないだろうといっていた」 「ふーむ、日本もね」 そういっているところへ、丁坊の
お母さまが飴玉を紙につつんで、清君にあげましょうともってきた。 「清ちゃんはえら....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
は、母のふところにだかれているような気がしてならなかった。 「あたしのお父さま、
お母さま。日本へかえったら、こんどこそ、めぐりあえるでしょうね」 房枝は、唇を....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
どんな形をしていたの、そして人魂の色は……」 「あれは五年前の八月の晩だったわ。
お母さまとお風呂《ふろ》へいったのよ。その帰り路、竹藪《たけやぶ》のそばを通って....
「四次元漂流」より 著者:海野十三
うにすうっと前へ移動し、先生の手は空しく空気をつかんだ。 「しばらく、しばらく、
お母さまが心配していられるのです。しばらく待って下さい」 川北先生は哀願するよ....
「霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
りなすって、当惑《とうわく》なすったのは、名津子さんのお家の人々でした。とりわけ
お母さまの驚きは、お察し申しあげるだに、いたましいことでした。なにしろ、とつぜん....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
て来ますよ」と言って、大元気で出かけたのだそうだ。 「そんなふうでしたし、それに
お母さまは栄は今試験前で勉強で忙しいんだから心配さしちゃいけないとおっしゃって、....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
あなた、ゆうべの事を誰かに話しましたか」 「いいえ。まだ誰にも……」 「わたしは
お母さまに話したのですよ」と、お勝はいよいよ声をひくめた。「そうしたら、
お母さま....
「鷲」より 著者:岡本綺堂
のが毎日吹きますので……。」 「むむ。先年来たときよりも寒いようだ。このあいだは
お母さまと久助が川崎でお豊に逢ったそうだな。」 「はい、はい。丁度に御新造さまに....
「青い花の香り」より 著者:小川未明
、五つ六つのころ、かわいがってくださった、お姉さんの顔を忘れてしまったの?」と、
お母さまがいわれると、のぶ子は、なんとなく悲しくなりました。 月日は、ちょうど....
「海からきた使い」より 著者:小川未明
はできませんが、天使は、人間の世界へ、降りてくることはできるのでありました。 「
お母さま、どうぞ、わたしを一|度下界へやってくださいまし。」 天使の子供は、母....
「黒い塔」より 著者:小川未明
みました。なにも自分の知ったとがではない。病気でこんなに醜くなったものを、なんで
お母さまはきらわれるのだろうかとなげきました。 しかし、妹の情けは、前とすこし....