» お皿

「お皿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

お皿の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ひこうかばん」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
な林で――」 「いいだしがすてきだわ。この話、きっとみんなおもしろがるわ。」と、お皿たちがいっせいにさけびました。 「さよう、そこのある、おちついた家庭で、わた....
雪の女王」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
きい男きょうだいが、そのぶらんこに立ってのっています。男の子は、かた手にちいさなお皿をもってるし、かた手には土製のパイプをにぎっているので、からだをささえるため....
火星探険」より 著者:海野十三
るで化物屋敷みたいだ」 「ふうん、それはふしぎだなあ」 「だからこうして缶の上をお皿でおさえているんだ。気をつけてたべないといけないぜ」 「どういうわけだろうね....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
。それよりか、今日の夕食にはすごいごちそうが出るよ」 「すごいごちそうというと、お皿の上に地球がのっかっているといった料理かね」 「また地球で、わしをからかうん....
時限爆弾奇譚」より 著者:海野十三
や、一呑みになさるには及びません。厚さが十|糎ぐらいの輪切になって居りますので、お皿にのせて、ナイフとフォークで召しあがれます」 「おお、そうか。そいつは素敵だ....
ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
るうちに、樽ロケットは何百万光年の空間をすっとんだ。銀河の帯がどんどん縮まって、お皿のような形をした平ったいものになった。 「ほら、分ったでしょう。銀河は星が円....
妖影」より 著者:大倉燁子
も食堂に出たが、隣りはいつも空席で、花のような形に折り畳まれたナフキンが、淋しくお皿の上にのっていた。私は気に懸るので、それとなく事務長に彼等の事を訊いてみた。....
古事記」より 著者:太安万侶
鵜《う》になつて海底に入つて、底の埴土《はにつち》を咋《く》わえ出て澤山の神聖なお皿を作つて、また海草の幹《みき》を刈り取つて來て燧臼《ひうちうす》と燧杵《ひう....
番町皿屋敷」より 著者:岡本綺堂
はその一枚を打砕いて、播磨の愛情の深さを測ろうと思いついた。ついした疎匆で大切のお皿を損じましたと、主人の前に手をついた時に、播磨は何というか、自分をどうするか....
若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
したよ。ベスは、きっとなにもないのでしょう。」 「いいえ、ありますが、あたしのはお皿とはたきと、いいピアノをもっている娘をうらやむしがることですわ。」 「それで....
審判」より 著者:カフカフランツ
ていたのは、例の看護婦だった。 「なんでもなかったのよ」と、彼女はささやいた。「お皿を一枚、壁に投げただけなのよ、あなたをこっちに呼ぼうと思って」 少しおどお....
水菓子屋の要吉」より 著者:木内高音
かられました。それではこのくらいならいいだろう、ひとつおまけにいれといてやれと、お皿にのせると、 「そりゃあ、あんまりひどいよ。よせよせ。」 と頭ごなしにどなり....
アラビヤンナイト」より 著者:菊池寛
ンプの家来は、しゅっとけむりを立てて消えてゆきました。けれども、またすぐに、金のお皿の上に上等のごちそうをのせて、あらわれて来ました。 この時、アラジンのお母....
小公女」より 著者:菊池寛
。ちょいと坐って、身体を暖めていただけなのに――と、ここでベッキイは、自分が眼をお皿のようにして、薔薇色の妖精みたいなあの評判なお嬢さんと向き合っているのに、気....
白雪姫」より 著者:菊池寛
やのまん中には、ひとつの白い布をかけたテーブルがあって、その上には、七つの小さなお皿があって、またその一つ一つには、さじに、ナイフに、フォークがつけてあって、な....