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お西
「お西〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
お西の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「極楽」より 著者:菊池寛
らしっかりとした安心を懐いて居た。殊に配偶に別れてからは、日も夜も足りないように
お西様へお参りをして居たから、その点では家内の人達に遉はと感嘆させたほど、立派な....
「九条武子」より 著者:長谷川時雨
ち》の寄附を得た。しかし、この時に今日《こんにち》の東西本願寺――本願寺派本山の
お西《にし》と、真宗大谷派本願寺のお東《ひがし》とが分岐した。東は、西の十一世顕....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
パールの境のロー州に出て、ロー州からチャンタンすなわちチベットの西北原に出で、な
お西北に進んでマナサルワ湖の方に廻り、一周してチベットの首府に行く道を取れば関所....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
明あり。その光景、筆端のよく模写するところにあらず。太陽の地下に入るとき、新月な
お西天に印して、一段の風致を添う。夜十一時半夜陰に入るも、なお暗黒なるに至らず。....
「東西相触れて」より 著者:新渡戸稲造
法王の分割により西班牙人は西方を我が領土として進んだがために米国に渡り、その後な
お西漸《せいぜん》して太平洋を横切って比律賓群島に達した。その時、この群島を西ヶ....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
|南多摩郡の由木村の地名を解釈して、弓削氏の植民地であったかと謂っているのは、な
お西国の山村に柚木・油谷・柚園等の地名が無数に有ることを気づかなかった誤りである....