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かちかち山
「かちかち山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
かちかち山の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
野兎また野猫児と呼ぶとあった。吾輩幼時和歌山で小児を睡《ねむ》らせる唄《うた》に
かちかち山の兎は笹《ささ》の葉を食う故耳が長いというたが、まんざら舎々迦《ささか....
「追憶」より 著者:芥川竜之介
熱さそれ自身よりも灸をすえられるということである。僕は手足をばたばたさせながら「
かちかち山だよう。ぼうぼう山だよう」と怒鳴ったりした。これはもちろん火がつくとこ....
「かちかち山」より 著者:楠山正雄
んに思って、 「うさぎさん、うさぎさん、かちかちいうのは何だろう。」 「この山は
かちかち山だからさ。」 「ああ、そうか。」 と言って、たぬきはまた歩き出しまし....
「山の人生」より 著者:柳田国男
事件は否定せぬそうだ。ただし貉が勧化の使僧を咬み殺して、代ってこれに化けたという
かちかち山式風説は認めず、中途で遷化した和尚の姿を借りて、山門再建の遺志を果した....