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から鮨
「から鮨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
から鮨の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鮨」より 著者:岡本かの子
だったが、だんだんこの客の謎めいた眼の遣り処を見慣れると、お茶を運んで行ったとき
から鮨を喰い終るまで、よそばかり眺めていて、一度もその眼を自分の方に振向けないと....
「護持院原の敵討」より 著者:森鴎外
物人である。敵を討った三人の周囲へは、山本家の親戚が追々馳せ附けた。三人に鵜殿家
から鮨と生菓子とを贈った。 酉の下刻に西丸目附|徒士頭十五番組水野|采女の指図....
「黄昏」より 著者:宮本百合子
子は、自分が連れて来て、あまり歓待もされない母親に気の毒そうに独言した。 近所
から鮨などを取りよせて馳走になっても、おくめは、まだ何かさっぱりしない心持で、お....
「湖水と彼等」より 著者:豊島与志雄
なく落ち付かなかった。自然と心が急《せ》かれた。で用意していた菓子や果物や、それ
から鮨《すし》などを舟に運んだ。火鉢をしかと横木に結えて、それに一杯火を盛った。....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
の人気をとるのに一生懸命で、肝腎の芸のほうはまるっきりお留守。そういう中でじぶん
から鮨売になって町をふれて歩くなんてえのはまことに感に堪えたはなし。大へん嬉しく....
「枯尾花」より 著者:関根黙庵
、丁度三七日の逮夜に何か拵えて、近所へ配ろうとその用意をしているところへ、東洋鮨
から鮨の折詰を沢山|持来りしに不審晴れず、奈何なる事情と訊問しに、昨夜|廿一二の....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
なものが出た。それから口取物に酒が出た。午飯は幕の内の弁当であった。午後になって
から鮨を持って来た。ゆう飯は茶屋へ行って、うま煮のような物と刺身と椀盛で普通の飯....