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かわいい
「かわいい〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
かわいいの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
ことを考えた。しかも、これをつくるのは、カトリーナ・ヴァン・タッセルのやさしい、
かわいい、ぽちゃぽちゃした手だ。 こんなふうに、いろいろな快い思いや、「甘い空....
「或る女」より 著者:有島武郎
ければよろしいじゃないの」
といって、くるりと首を回して一同を見渡した。貞世の
かわいい目は「そうでしょう」と訴えているように見えた。それを見ると一同はただなん....
「或る女」より 著者:有島武郎
して葉子を見ると心安立《こころやすだ》てに無邪気にほほえんで見せたりした。小さな
かわいい子供を見るとどんな時どんな場合でも、葉子は定子《さだこ》を思い出して、胸....
「火事とポチ」より 著者:有島武郎
》いながら駆《か》けつけて来て飛びつく犬、芸当はなんにもできないくせに、なんだか
かわいい犬、芸当をさせようとすると、はずかしそうに横を向いてしまって、大きな目を....
「ドモ又の死」より 著者:有島武郎
る。 花田 ともちゃん、おまえは俺たちの力だった、慰めだった、お母さんだった、
かわいい娘だった。おまえと別れるのは俺たち全くつらいや。だからおまえの額に一度だ....
「一房の葡萄」より 著者:有島武郎
ほど、僕はその絵具がほしくてならなくなるのです。
二
僕は
かわいい顔はしていたかも知れないが体《からだ》も心も弱い子でした。その上|臆病者....
「真夏の夢」より 著者:有島武郎
しに行く「日の村」へと飛んで行きました。 そのうちに午後になりましたから、この
かわいい奥さんは腕に手かごをかけて、子どもの手を引いて出かける用意をしました。奥....
「幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
むと、おいおいごきげん、 はじめのがんばり、いつものとおりさ、 もうひと押しだ、
かわいい孫だ、 ぼくのたのみをきかずにいようか。 「ではいっぺんならかなえてあげ....
「しっかり者のすずの兵隊」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
た。「そうだ、そうだ。これは小鬼のやつのしわざなのだ。いやはや、なさけない。あの
かわいいむすめが、いっしょにのっていてくれるなら、この二倍もくらくても、ちっとも....
「旅なかま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
法つかいの女なぞであるわけがありません。それから、みんなそろって広間へあがると、
かわいいお小姓たちが、くだもののお砂糖漬だの、くるみのこしょう入りのお菓子だのを....
「人魚のひいさま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
のひいさまは、花壇を、くじらの形につくりました。するともうひとりは、じぶんのは、
かわいい人魚に似せたほうがいいとおもいました。ところが、いちばん下のひいさまは、....
「野のはくちょう」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
うしてもここへぼくたちは心がひかれるのだ。そうしてここへ来たおかげで、とうとう、
かわいいいもうとのおまえをみつけたのだ。もう二日、ぼくたちはここにいることができ....
「もみの木」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
、ほっとして、小さいもみの木のそばに、腰をおろしました。そして 「やあ、ずいぶん
かわいいもみの木だなあ。」 と、いいいいしました。けれど、そんなことをいわれるの....
「雪の女王」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
は、ただ、わたしのお話をしただけ。わたしの夢をね。」と、ひるがおはこたえました。
かわいい、まつゆきそうは、どんなお話をしたでしょう。 「木と木のあいだに、つなで....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
聞えるんですもの、そうして、こんな細い、小さな音のするのは五人囃子が持っている、
かわいい笛でなくッてさ。) 異わったことのおおせ哉。お夏さんは熟ッと見ている。....