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ぎっちょ
「ぎっちょ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ぎっちょの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「左ぎっちょの正ちゃん」より 著者:小川未明
正ちゃんは、左
ぎっちょで、はしを持つにも左手です。まりを投げるのにも、右手でなくて左手です。 ....
「子をつれて」より 著者:葛西善蔵
ろしい意外のことであった。鑵の凹みは、Yが特に、毎朝振り慣れた鉄唖鈴で以て、左り
ぎっちょの逞しい腕に力をこめて、Kの口調で云うと、「えゝ憎き奴め!」とばかり、殴....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
んぴたりと六人めのところで止まりました。 人と変わった食べ方でした。 ひどい
ぎっちょとみえて、左にはしを持ちながら、左でがつがつ食べているのです。 せつな....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
ア、簑を着たり草鞋を穿いたりするだから」 早「成程……草鞋虫を穿きい」 久「かま
ぎっちょを腰に差し、野らへ出てもお前様の事は片時忘れるしま蛇もなく」 早「成程…....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
賤|小豆粥《あずきがゆ》を炊くのは、平安の世のいわゆる餅粥の節供で、同時に毬杖《
ぎっちょう》をもって女の腰を打つしきたりも、江戸をはじめ諸国に見られた。が、この....
「白金神経の少女」より 著者:蘭郁二郎
置いて、又機械のように正確な足巾でドアーの奥に消えて行った。 「おや? 彼女は左
ぎっちょですかね」 私が呟くのを聞いた鷲尾老人は、何を思ったのか 「えらい! ....