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しがらみ草紙
「しがらみ草紙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
しがらみ草紙の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
逍遙と鴎外が其々対立して盛に文学の本質論をたたかわせた年であり、『早稲田文学』『
しがらみ草紙』などが、新しい日本のロマンチシズム文学の成長の舞台であった。萩の舎....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ズムが生み出したひとと作品ですね。「たけくらべ」などは実にその典型です。そして『
しがらみ草紙』の鴎外その他が早稲田文学派(自然主義に追々うごきつつあった)に対し....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
が山のように溜って、いつまでも日在のお家にありました。 私もその真似をして、『
しがらみ草紙』などを初号から揃えて綴じて、大事にして置いたのです。大正十一年七月....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
のを思い出した。余は二階の六畳に寝転んで暑い西日をよけながら近松|世話浄瑠璃や『
しがらみ草紙』や『早稲田文学』や西鶴ものなどを乱読しているところに案内も何もなく....
「鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
決して看過しなかった。十数年|以往文壇と遠ざかってからは較や無関心になったが、『
しがらみ草紙』や『めざまし草』で盛んに弁難論争した頃は、六号活字の一行二行の道聴....
「十六、七のころ」より 著者:永井荷風
いた雑誌の中で、最も高尚でむずかしいものとして尊ばれていたのは、『国民の友』、『
しがらみ草紙』、『文学界』の三種であった。まだ病気にならぬ頃、わたくしは同級の友....
「学究生活五十年」より 著者:津田左右吉
ら『国民之友』とか『日本人』とかいうような雑誌は見ていたし、文学雑誌では鴎外の『
しがらみ草紙』を特に愛読していたので、そういうものが、古典などを読むにも、おのず....