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だらり
「だらり〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
だらりの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
ンスも自慢だった。手足といい、筋といい、一つとして遊んでいるものはないのだ。彼の
だらりとしたからだが全部活動し、部屋をがたがた動きまわるのを見たら、だれしも、あ....
「馬の脚」より 著者:芥川竜之介
。」
年とった支那人は歎息《たんそく》した。何だか急に口髭《くちひげ》さえ一層
だらりと下《さが》ったようである。
「これは君の責任だ。早速上申書を出さなければ....
「奇遇」より 著者:芥川竜之介
に見えたように思う。が、急にふり返ると、やはりただ幕ばかりが、懶《ものう》そうに
だらりと下《さが》っている。そんな事を繰《く》り返している内に、僕はだんだん酒を....
「少年」より 著者:芥川竜之介
くるしい少女だけはどうしたのか今度は顔を出さない。窓と云う窓はいつまで待っても、
だらりと下った窓かけの後《うしろ》に家々の秘密を封じている。保吉はとうとう待ち遠....
「素戔嗚尊」より 著者:芥川竜之介
らした。彼はそれを見るが早いか、今まで跨《またが》っていた太枝を掴《つか》んで、
だらりと宙に吊《つ》り下った。と思うと一つ弾《はず》みをつけて、柏の根元の草の上....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
る訣に行かなかった。レエン・コオトは今度もまた僕の横にあった長椅子の背に如何にも
だらりと脱ぎかけてあった。 「しかも今は寒中だと云うのに」 僕はこんなことを考....
「ひょっとこ」より 著者:芥川竜之介
いる。黒八の襟がだらしなくはだけて、紺献上《こんけんじょう》の帯がほどけたなり、
だらりと後へぶら下がっているのを見ても、余程、酔っているらしい。踊は勿論、出たら....
「蜜柑」より 著者:芥川竜之介
赤く火照らせた、如何にも田舎者らしい娘だった。しかも垢じみた萌黄色の毛糸の襟巻が
だらりと垂れ下った膝の上には、大きな風呂敷包みがあった。その又包みを抱いた霜焼け....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
気品が備わって居り、白練の下衣に薄い薄い肉色の上衣を襲ね、白のへこ帯を前で結んで
だらりと垂れた様子と言ったら飛びつきたいほど優美でした。頭髪は項の辺で切って背後....
「或る女」より 著者:有島武郎
かめた。見返ると船に乗る時着て来た単衣《ひとえ》のじみな着物は、世捨て人のように
だらりと寂しく部屋《へや》のすみの帽子かけにかかったままになっていた。葉子は派手....
「カインの末裔」より 著者:有島武郎
がら帯をしめ直した。良人《おっと》の顔付きには気も着かないほど眼を落した妻は口を
だらりと開《あ》けたまま一切無頓着でただ馬の跡について歩いた。
K市街地の町端....
「醜い家鴨の子」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
した時、一|匹の大きな、怖ろしい犬がすぐ傍を通りました。その顎を大きく開き、舌を
だらりと出し、目はきらきら光らせているのです。そして鋭い歯をむき出しながら子家鴨....
「橋」より 著者:池谷信三郎
かすかな音を立てて、絨氈の敷物の上に砕け散った。大事そうに捧げていた彼女の両手が
だらりと下った。彼女は二十年もそうしていた肩の凝りを感じた。何かしらほっとしたよ....
「怨霊借用」より 著者:泉鏡花
が饒舌った約束のごとく、そのまま、しょぼんと、根に踞んで、つくばい立の膝の上へ、
だらりと両手を下げたのであった。 「おい。一等賞君、おい一杯飲もう。一所に来たま....
「開扉一妖帖」より 著者:泉鏡花
無身延様、三百六十五段……」 もう一息で、頂上の境内という処だから、団扇太鼓も
だらりと下げて、音も立てず、千箇寺参りの五十男が、口で石段の数取りをしながら、顔....