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とば口
「とば口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
とば口の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「明暗」より 著者:夏目漱石
ゃるけれども、それでどうして下からガーゼが詰《つ》められるんですか」
「括約筋は
とば口にゃありません。五分ほど引っ込んでます。それを下から斜《はす》に三分ほど削....
「日本文化私観」より 著者:坂口安吾
くめいに叩き潰されている。 再び鉄条網を乗り越えて、壕に沿うて街道を歩き、街の
とば口の茶屋へ這入って、保津川という清流の名にふさわしからぬ地酒をのんだが、そこ....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
を次ごうとすると、先に、岩穴を出た一角が、 「お十夜、何をいたしているのだ!」と
とば口から奥へ言った。井戸へどなったように、その声が、おそろしく大きく響く。 ....