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ぱっと見
「ぱっと見〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ぱっと見の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
部屋のドアを押して出て行った。ドアをひらいた拍子に、はなやかなキャバレエの内部が
ぱっと見えた。豹一は妙に緊張した。 暫く待っていると、燕尾服の胸に薔薇の花をつ....
「帰途」より 著者:水野葉舟
、闇の奥がはかり知られないような気がした。そしてその暗い中に、近くの山の黒い形が
ぱっと見えた。私はその闇に彩《いろど》られて見る景色を見て、恐ろしさを感じた。が....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
とんど同時に、私はまだ掴んでいた船長の手頸を離し、彼の方は手をひっこめて掌の中を
ぱっと見た。 「十時!」と彼は叫んだ。「六時間ある。まだ奴らを出し抜けるぞ。」そ....