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ほら穴
「ほら穴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ほら穴の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「野のはくちょう」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
て、すぎ林が茂って、町もあり、お城もありました。お日さまがまだ高いうちに、大きな
ほら穴のまえの岩のうえにおりました。そこにはやわらかなみどり色のつる草が、縫いと....
「海底都市」より 著者:海野十三
百メートルのところに住居をもっているんだ。分ってくれたろうね」 「これが住居か。
ほら穴みたいだが……」 「第一|哨戒線《しょうかいせん》についている同胞なのだ」....
「電気鳩」より 著者:海野十三
けいりました。 先にたって走っていたマルは、そのうちに人の出入りができるほどの
ほら穴の前までくると、
ほら穴の入口の草をしきりにかいで、急にうごかなくなりました....
「アラビヤンナイト」より 著者:菊池寛
われて、さっきの戸が開きました。アリ・ババは中へ入って行きました。その中は大きな
ほら穴でした。りっぱな宝物や、金貨や銀貨をつめこんだ大きな袋が、すみからすみまで....
「アラビヤンナイト」より 著者:菊池寛
うなくなってしまった時、私は、いよいよ死ぬのだなと思いました。 その時、急に、
ほら穴の向うがわに、何か生きた物がとびこんで来たのが、目に入りました。そして、そ....
「家なき子」より 著者:楠山正雄
ればならないようだったら、今度はわたしがどうなるだろう。 わたしたちは石の間に
ほら穴のような所を見つけた。そこにはまつの落ち葉がたまっていた。これで、上には風....
「ごん狐」より 著者:新美南吉
ません。ごんはそのまま横っとびにとび出して一しょうけんめいに、にげていきました。
ほら穴の近くの、はんの木の下でふりかえって見ましたが、兵十は追っかけては来ません....