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アザラシ
「アザラシ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
アザラシの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「春の上河内へ」より 著者:板倉勝宣
ので目が覚めた。天幕にスキーの影がうつっていた。雪の上につきさしたスキーに吊した
アザラシの皮が微風にゆれて、凍った毛が油紙をサラサラと撫でていた。月だと半分身体....
「無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
白の作業服で、甲板にあぐらを組み、息をつめて聞きいる、私たち三人の学生は、小さな
アザラシのように見えたであろう。 中川教官は、青年時代、アメリカ捕鯨帆船に乗り....
「道標」より 著者:宮本百合子
をはじめた。
この前の日本文学の夕べのとき会ったノヴィコフ・プリヴォイの海豹《
アザラシ》ひげの生えたおとなしいが強情な角顔が思い浮かんだ。あの晩、プリヴォイ夫....
「マクシム・ゴーリキイについて」より 著者:宮本百合子
このときのゴーリキイです。六十歳のゴーリキイは、見上げるばかり大きくて、年とった
アザラシのような髭をつけ、柔かい灰色の背広をきていました。このとき会ったゴーリキ....