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「アトム〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

アトムの前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
くづく自分の馬鹿さ加減に愛想が尽きたのだ。人間も学者も同時に御免|蒙って、モトのアトムに帰りたくなったのだ。当の相手の前に一切をタタキ付けて……」 「……………....
能とは何か」より 著者:夢野久作
「能」は如何なる方向からでも玩味、批判され得る一個の人格だから……。 「能」はアトムから人間にまで進化して来て、更に又もとのアトムにまで洗練、純化されつつある....
しかし昔にはかえらない」より 著者:宮本百合子
文学とに対して、何を告げるものだろうか。 二 匿名批評家にアトムA・B・Cとあり、小原壮助という一つの獅子頭を三人のひとがかぶっている。小....
科学論」より 著者:戸坂潤
ない。 物・物体は一つの個体である。そしてこの場合の畢極の個体は、広義に於けるアトム(エレクトロン・ニュートロン・ポジトロン・等々)である。アトムとはもはや之....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
・物質・は無意識的に無に対立させられる。無とはこの場合空間・場所・と考えられる。アトムという物質は空間という無に於て運動するものとして規定されるのである。 処....
辞典」より 著者:戸坂潤
アに於ける代表的な唯物論者デモクリトス(〔De^mokritos〕)の単位物質―アトム―の思想となって現われる。アトムは自らの運動を固有している。ソクラテス以後....
学生と教養」より 著者:倉田百三
来たったことに注意すべきである。 すなわち人格とは真の人間である。かかる人間はアトム的な個人の人格と人格とが、後から相互の黙契によって結びつき、社会をつくるの....
だいこん」より 著者:久生十蘭
たる裏切〉とみなされ、あの方も国民もみな同腹だったことになって、日本人の大部分がアトムの煙と消えてしまったかもしれない二十日夜のクウ・デタの真相を、昨日の朝、S....
加波山」より 著者:服部之総
は、親鸞の時代から加波山事件までのながい日本の社会史を通じて、日本封建制のいわばアトムを構成してきた。加波山事件の直接の前件となった福島事件の領袖|河野広中《こ....