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アヌス
「アヌス〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
アヌスの前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
なすだけの才能、などをもっていた。美術家だったら、ローマ式の古い型、ネロやハドリ
アヌス時代の婦人を、彼女らのうちのある者に見出したであろう。また、肉感的な表情を....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
に人間であり、きわめて人間的な人間であって、昔のテレンティウスやスキピオ・エミリ
アヌスなどの友人らと同じだった……。 予は人なり……。 美《うる》わしい前....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
人は霊である、天使になるであろう、双肩に青い翼を持つであろうと。それからテルツリ
アヌスではないですか、幸福なる人々は星より星へ行くであろうと言ったのは。それもい....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
め耳を澄まし、あのいたましきフィリッピの平原(訳者注 昔アントニウスとオクタヴィ
アヌスとがブルツスとカシウスとを敗ったマケドニアの平原)に対するヴィルギリウスの....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
暴君はほとんど老いることなしとプルタルコスは言っているけれど、ローマはドミチ
アヌス皇帝の下におけると同じくシルラの下に自らあきらめて、甘んじてその酒に水を割....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ヴィテリウスの下においていっそう悪い匂《にお》いを放つ。更にクラディウスやドミチ
アヌスの下においては、暴君の醜悪に相当する奇形な下等さがある。奴隷の卑劣さは専制....
「処女の木とアブ・サルガ」より 著者:野上豊一郎
、ローマの世界だった。ケーサルの斃れた後、ローマの勢力はアントニウスとオクタヴィ
アヌスに二分されていたが、アクティウムの海戦(前三〇年)後は勢力が急に一方的とな....
「パラティーノ」より 著者:野上豊一郎
「すべての道はローマへ通じる」といわれたように、ローマは世界の中心となり、ハドリ
アヌス(十四代目の皇帝)の頃には Roma aeterna(永久のローマ)という....
「パルテノン」より 著者:野上豊一郎
スを以って任じていたのである。しかしアクロポリスを最も尊重したローマ皇帝はハドリ
アヌスだった。彼は比類なきギリシア狂で、しばしばアテナイを訪問しては都市美の完成....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
続いてその剛気な子孫を送り出す準備を整えていた。力弱いデキウス、ガッルス、エミリ
アヌス、ヴァレリアン、ガリエヌスの治世は、かかる活路を与え、その結果として野蛮人....
「思索者の日記」より 著者:三木清
神を説くのは日本主義の変質ではなかろうか。 昨日田中美知太郎君が来てテルトゥリ
アヌスの本を持っていないかといっていたので今日探してみたが、『教父文庫』の中の独....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
図を出す、この二書に拠るに蜈蚣鯨を満足に記載したは、ただ西暦二百年頃ローマ人エリ
アヌス筆『動物性質記《デ・ナチュラ・アニマリウム》』十三巻二十三章あるのみで、そ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
履《くつ》を備うるに猴その人の真似して黐を身に塗り履を穿《は》きて捕わると、ムキ
アヌスは猴よく蝋製の駒《こま》を識別し習うて象戯《しょうぎ》をさすといった。また....