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アポ
「アポ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
アポの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「路上」より 著者:芥川竜之介
い手紙も、その素朴な愛の幸福に同情出来るもののみが、始めて意味を解すべき黙示録《
アポカリプス》のようなものだった。
俊助は微笑と共に、野村の手紙を巻きおさめて....
「二つの道」より 著者:有島武郎
を圧するのである。
六
人はいろいろな名によってこの二つの道を呼んでいる。
アポロ、ディオニソスと呼んだ人もある。ヘレニズム、ヘブライズムと呼んだ人もある。....
「武蔵野」より 著者:国木田独歩
な落ち葉はにわかに日に映じてまばゆきまでに金色を放ち、頭をかきむしッたような『パ
アポロトニク』(蕨《わらび》の類《たぐ》い)のみごとな茎《くき》、しかも熟《つ》....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
然しこの二つの極は昔から色々な名によって呼ばれている。希臘神話ではディオニソスと
アポロの名で、又欧洲の思潮ではヘブライズムとヘレニズムの名で、仏典では色相と空相....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
と徳行の女神。 (注九) 首座の神で、自分の子のツォイスに貶された。 (注一〇)
アポローに殺された一つ目の巨人たち。 テイアは光り輝く太陽ヘリオスと太陰セレネを....
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
微笑を片頬に装飾するに過ぎなかった。 ちょっと広間の周囲の空気からは、ここはエ
アポケットに陥ったように感ぜられつつある。数分間のうちにかの女は、この群の人々と....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
。そして右側に、黒々とした影をひいている。 「映写幕の左上の隅のところにあるのが
アポロニウスという噴火口だ。その下の方――つまり北のことだが、危難《きなん》の海....
「学生と教養」より 著者:倉田百三
る。カントが道徳律を全然形式的のものとして、実質的のものを斥けたのは実質はすべて
アポステリオリでアプリオリのものは形式のみと考えたためであるが、実質的価値はアプ....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
うちに光明面とは反対に悪魔的の半面を見出そうとしているのである。 鴎外は努めて
アポロ的であらんことを期していた。それゆえにディオニソスの祭の招きに応ずることを....
「ドモ又の死」より 著者:有島武郎
みんな持って行こう。 とも子は庭に、戸部と花田別室にはいり去る。 青島 こんな
アポロの面にいくら絵の具をなすりつけたって、ドモ又の顔にはなりゃしないや。も少し....
「イプセン百年祭講演」より 著者:久保栄
脚本を詩として読むことができないのだろう」と、最前申上げたノラの場合と同じような
アポロジイを発表しておりますが、たとえノルウエ人が自分の姿をペエル・ギュントのな....
「味覚馬鹿」より 著者:北大路魯山人
、材料の眼利きが肝心である。これは今まであまりいわれなかったが、従来の料理論のエ
アポケットだ。どのだいこんが、どのたいが、どのかつおぶしが美味いか、という鑑定、....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
評が起こった。つぎに、拙者の井上の字義はいかんとたずねられたるに対し、「英語にて
アポン・ゼ・ウェルとでも訳すべき字である」と申したれば、ドクトル・アップ・ウェル....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
、
徒半分、あのパルナッソス山の上に載せた。
今ではムウサ達の尊い群と一しょに、
アポルロンさんがあそこに楽しく住んでおいでだ。
チェウスさんの椅子だって、あの雷....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
他に仕様はない。彼らのむだ口が何人をも不滅にしないことだけは確かだ。同様にまた、
アポロ神が不滅の運命を与えた人々からその不滅性を彼らのむだ口が取り上げるちからは....