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「アンテナ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

アンテナの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
送影用のレンズや発振器装置などがついているんだ。そしてあの鋼条の中には絶縁されたアンテナ線が海面までつづいていて、海面からそれがテレビジョンの像電波を発射してい....
海底大陸」より 著者:海野十三
れを英本国へ通達しなければならぬ」 ただちにルゾン号の無電は、檣頭に高くはったアンテナから、 「メリー号よりすくいをもとめる云々」 と、あとからあとへとくわ....
灯台鬼」より 著者:大阪圭吉
手が言った。すると風間老人が、 「むこうの鉄柱からこの玻璃窓の前の手すりへはったアンテナが、大石のために切れてしまったからです……で、それから、わたしは小使を起....
聖アレキセイ寺院の惨劇」より 著者:小栗虫太郎
あれにロマノフ旗を結びつけたそうです。また、鉄管に絡んでいる裸線は、私のラジオのアンテナですわ。いつだったか、陸軍飛行機の報告筒が鐘楼の屋根に落ちたことがありま....
武装せる市街」より 著者:黒島伝治
り立てて屍体の間をうろ/\していた。 爆破された無電局の、天に突きさゝるようなアンテナ柱は、半分どころからへし折れ、傾き、倒れかゝっていた。振りかえる者もなか....
火星探険」より 著者:海野十三
をしていた。その外に、旗をあげるのにいいような斜桁《しゃこう》や、超短波用らしいアンテナが三つばかりあり、まるで塔がかんざしを刺したような形に見えた。 マート....
爆薬の花籠」より 著者:海野十三
十分であったが、この無電室の当直中の並河技士は、おどろくべき内容をもった無電が、アンテナに引っかかったのを知って、船橋に通ずる警鈴を押した。 すると、間もなく....
地球要塞」より 著者:海野十三
ない。私が今、ぜひとも、ここに記しておかなければならないと思うのは、或る夜、島のアンテナに感じた奇怪きわまる放送についてである。 その夜、私は例によって、只ひ....
宇宙の迷子」より 著者:海野十三
どかなくなってしまった。それでも地球からは、かすかながらも無線電話がカモシカ号のアンテナにとどいた。しかしそれは、とくに大切な連絡のために使われるだけであって、....
火星兵団」より 著者:海野十三
まった。 モロー彗星が地球に衝突するという放送ニュースは、日本の国際無電局でもアンテナにとらえることが出来た。 その驚くべきニュースは、事柄が事柄だけに、一....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
っちの様子に感づいたな。もう一刻も猶予ならん。怪力線砲、射撃用意。目標の第一は、アンテナだ。第二の目標は、吃水線だ」 ケレンコは、断乎としていいはなった。 「....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
その針金の先についている小さい物挟を、舷の梁上に留めると、針金は短波を送るためのアンテナとなった。 そこで彼は、小さな受話器を耳にかけ、同じく缶の底にとりつけ....
空襲警報」より 著者:海野十三
て海上五百キロの沖に、夜明を待っていた。 その鮪船は、いずれも無線の送受信機とアンテナとを備えていて、魚がとれると、遠く内地海岸の無線局を呼び、市場と取引の打....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
夕立のような反射。 なんと爽快な嵐、 なんとまた大きな蝸牛だ。あ、その触覚のアンテナは聴く、 JOAK、こちらは東京放送局であります。 あっ、そうだ、今....
春泥」より 著者:久保田万太郎
離れて窓のそばに立った。そうしてみるともなく外の光景……バラックの屋根とラジオのアンテナとの錯綜のかぎりなく打続いた光景……でも、それは、かれの二十何年というも....