»
インターナショナル
「インターナショナル〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
インターナショナルの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
ローザンヌの山水の雄大なるは、チューリヒの比にあらず。午後六時ジュネーブに着し、
インターナショナル旅館に入宿す。同市は小パリと名づくべき美観を有す。屋高く街ひろ....
「革命の研究」より 著者:大杉栄
を呼び起すようにも、また養うようにもできていなかった。 また、国際労働者同盟(
インターナショナル)が、その最初にやった大きな約束、労働者の心に呼び起した希望に....
「男の子を見るたびに「戦争」について考えます」より 著者:小川未明
少年を持つ親として、このことに考え至る者は、私一人ではありますまい。いま、第三
インターナショナルの運動を別にしては、全世界にその信徒を有すると知られている、基....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
ている疑問の女へじっとその眼をやったものである。 十二月極寒の西伯里を、巨大な
インターナショナル・ツレーンは、吹きつける吹雪を突き破り百足のような姿をしてオム....
「独房」より 著者:小林多喜二
壁のたゝき方は色々に変った。それはみんな我々の歌の拍子になっていた。俺ときたら「
インターナショナル」でさえ、あやふやにしか知っていないので困った。相手のたゝいて....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
が分ると、精神病は相当抑えることができる。ノリトやカシワデや聖火リレーや天皇服や
インターナショナルの合唱は、美ではないことが分るからである。しかし一方、狂人は自....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
の、服従、忠誠などを、ビンタの伴奏で仕込まれた人たちだろう。 国民儀礼の代りに
インターナショナルの合唱を、天皇の代りにスターリンを、皇祖や中興の祖の代りにマル....
「北氷洋の氷の割れる音」より 著者:寺田寅彦
学国が互いに協力して同時的に気象学的ならびに一般地球物理学的観測を行なういわゆる
インターナショナル・ポーラー・イヤーに際会してソビエト政府は都合八組の観測隊を北....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
表示形態から独立して「真なるもの」であるか。三、如何なる科学が共働作用を許すか、
インターナショナルであり得るか、そしてどのようなものがそうでないか。四、如何なる....
「思想動員論」より 著者:戸坂潤
思想文化動員のための機関は、正に松本主義に立つことを理想とするであろう。彼の第五
インターナショナルの説や邦人説の如き、之に較べればアマチュアの道楽に過ぎまい。 ....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
の養成を別とすると、名目上も実質上も信教の自由を強調しているし、読本の内容も相当
インターナショナルであった。特に音楽に至っては日本封建期に於ける伝統音楽は、非教....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
ルが不道徳なのは、だから、それが合理的であるからではなくて、多分、それが国際的(
インターナショナル)だからに違いない。 だが、わが国の文化ファッシスト諸君はあ....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
共同性を欠くということにあるが、それにも拘らず、このファシズム現象が全く歴然たる
インターナショナルな現象であることは、今日ヨーロッパ及び極東を通じて判然として来....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
は最近特に国粋的に扇情的になったわけであった。無論わが権威ある国粋主義運動をこう
インターナショナルに並べることは、一部の国粋主義者の気に入らないだろうが(「日本....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
てなされなくてはならぬと云うこと。 つまり、世界中の距離が縮み、世界中の思想が
インターナショナル的になり、世界の学問と学問との領域が益々接近しつつある今日、そ....