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エキス
「エキス〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
エキスの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
あった。 訳者は一九一〇年夏ストックホルムに行ったついでをもって同市郊外電車の
エキスペリメンタル・フェルデット停留場に近いノーベル研究所にこの非凡な学者を訪ね....
「棲霞軒雑記」より 著者:上村松園
で風邪の神はご機嫌を悪くして、この棲霞軒へは足を向けようとしない。 朝鮮人参の
エキスも少量ずつ、摩擦とともに数十年続けている。 健康を築きあげるにも、このよ....
「食魔」より 著者:岡本かの子
易い人物鑑識法のように彼には思えた。 鍋の煮出し汁は、兼て貯えの彼特製の野菜の
エキスで調味されてあった。大根は初冬に入り肥えかかっていた。七つ八つの泡によって....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
て、毎日交代で食事の監督をしていました。煮物をするにはシナの塩を用い、或いは醤油
エキスを水に溶かして用いました。砂糖は監理部で呉れることもあり、私たちが町のある....
「アラメダより」より 著者:沖野岩三郎
の中に入って行った。そして飛行機エリオットを見ているうちに、つい乗りたくなってセ
エキスピアと二人で乗ってしまった。ミセス山田を地上に残して。 千五百尺の上空に....
「バークレーより」より 著者:沖野岩三郎
ミラー翁の娘さんらしい。 挨拶をすると、直ぐ手の筋を見てやろうといった。で、セ
エキスピアが気味悪そうに右の手を出すと、彼女はいった。 『私はあなたの未来の事は....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
から持ちかえったのも彼だ。そうして今では、西域夷蛮地帯《シフアン・テリトリー》の
エキスパートとして名が高い。
しかし折竹は、どうも採集人というそれだけではない....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
もしれぬ泥のなかへ、潜水器も付けず潜ってゆけとは※ しかし、折竹といえば名だたる
エキスパート。あるいはと、折竹の命にしたがった二人が危なげに浮き木をわたり、最終....
「俳優倫理」より 著者:岸田国士
て、素質的にそうなってしまっていては、これは少々困るのです。俳優はその性格として
エキスペンシィヴであるということ、つまり、自分の感情を思いのまま、外にはっきり見....
「ばけものばなし」より 著者:岸田劉生
当にミスチックなへんな夢のような感じがとらえてあった。彼は一つ目をもっと端明に、
エキスプレスして表現したものだといえる。 しかし東洋の一つ目の方がどうもリアリ....
「道は次第に狭し」より 著者:北大路魯山人
向に美味くない。これは薄くないと、涼し気にちりちりと行かぬからであるが、あれでは
エキス抜きで美味くない。そこで、私はふつうの刺身ほど厚くは切らぬが、極端に薄くし....
「料理メモ」より 著者:北大路魯山人
は塩焼き。生きの悪いのは照り焼き。 *あゆの食べ方。塩焼きは頭から食え。頭の中の
エキスがうまい。骨はかんで吐き出す。はらわたは無論美味。 *あゆの雑炊はふぐの雑....
「小春」より 著者:国木田独歩
いる。アア老熟! 別に不思議はない、 『人は歳月の谷間へと下る』 という一句が『
エキスカルション』第九編中にあって自分はこれに太く青い線を引いてるではないか。ど....
「女性の諸問題」より 著者:倉田百三
ところに、人間としての戦い、生命の宝を大事にするための課題があるのである。環境に
エキスキュースを求めるのはややもすれば、精神的虚弱者のことであるのを忘れてはなら....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
ので、 プレイしながら「ベリイ、シイリヤス」と叫んだら、彼女は笑いながら、 「
エキスキュース、ミイ」 と言った。その後組んでやる時安子と組んだので私たちは色....