»
エコー
「エコー〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
エコーの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「登山の朝」より 著者:辻村伊助
笑った、ウァッハッハはクーロアールに反響して、ゴーンと陰気にこだまをかえす、と、
エコーにつれて、夏の短か夜はしらじらと明けかかる、もう午前五時であった。なだらか....
「絶対矛盾的自己同一」より 著者:西田幾多郎
ればならない。ホモ・ファーベルはゾーン・ポリティコンであり、その故にまたロゴン・
エコーンである。家族というものが、人間の社会的構成の出立点であり、社会の細胞と考....
「道標」より 著者:宮本百合子
たちの独自性は、何と独自性のための独自性だろう。フランスの現代美術にはもう流派《
エコール》というものはなくなった、と云われている。その現実を、こうして画家たちの....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
へいった。 「どうしたんですか」 するとレーダー手は、ブラウン管の膜面におどる
エコーの映像を指してダイヤルをまわしながら、 「これごらんなさい、ギンネコ号がお....
「高知がえり」より 著者:寺田寅彦
。釣船が追々に沖から帆を上げて帰って来る。甲板を下駄で蹴りながら、昨日稽古した「
エコー」と云うのを歌う。室へ入ろうとするといつの間にか商人|体の男二人その連れら....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
、ことに熱心だった。その編集者の一人は、名前を出さずに、彼を猛烈に非難していた。
エコー新聞には、彼を馬鹿にした邪悪な小文が毎週現われた。その音楽批評家は、名前を....
「キャラコさん」より 著者:久生十蘭
たいどうなの?」 キャラコさんが、大きな声を、だす。 「あれはなんという流派《
エコール》の絵か知らないけど、なんとなく、あたしの趣味にぴったりするのよ。あの絵....
「黒板は何処から来たのか」より 著者:小倉金之助
・ポイント陸軍士官学校の主脳部は、ヨーロッパの陸軍制度調査研究の結果、フランスの
エコール・ポリテクニク(高等理工科学校)を模範として、一八一七年から士官学校の改....