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「エレクトロン〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

エレクトロンの前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
東京帝大理学部の排斥により同大学を追われたのは二十余年前である。英国理学の大家、エレクトロン首先研究者、クルクス管の発明者、ローヤル・ソサィティ会長の故クルック....
灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
あった。戦争に勝っても日本の文明は猶だ欧米と比べものにならない今日、ラデュームやエレクトロンやプラグマチズムや将たイプセンやニーチェやトルストイの思想が学者間の....
時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」より 著者:寺田寅彦
されない。これはこの時計の不便な点であって同時にすぐれた点である。ガス体の分子やエレクトロンの集団あるいは光束の集合場において各個部分の状態を論ぜんとしても普通....
物質とエネルギー」より 著者:寺田寅彦
放射能性物質の研究から更に原子の内部構造を考えなければならぬ破目になって、ここにエレクトロンなるものが発見される事になった。今日ではほとんどこの電子の実在を疑う....
物理学と感覚」より 著者:寺田寅彦
できよう。すなわちかりにここに微小な人間があって物質分子の間に立ち交じり原子内のエレクトロンの運動を目睹しているがその視力は分子距離以外に及ばぬと想像する。この....
ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
学者のうちには科学者の着物を着た迷信家がたくさんあるのに、二十世紀前に生まれて、エレクトロンの何であるかも知らなかったローマの詩人に、この徹底した科学者魂を発見....
科学論」より 著者:戸坂潤
事が原則的に証明された。操作の用具である光の量子は、実験の結果を示されるべき自由エレクトロンの速度と運動量とを予め変化せしめて了うので、示されるものはエレクトロ....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
行きあたっているように見える。ハイゼンベルクの例の不決定性の原理に従えば、物質(エレクトロン)の各瞬間に於ける存在位置は原理上、絶対的に厳密には決定出来ず、或る....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
体をロープで縛ったりして患者運びをやらされたものだ。消防にしたところで、いきなりエレクトロンの真弾を窓からびゅうびゅう火花の噴くまま投げ込んで、そらそら消さねば....
春雪」より 著者:久生十蘭
もたたないよ。それで、結婚式は、どんなふうだったんだ」 「形材《プロフィール》のエレクトロンで、指輪を二つこしらえて、病院へ行った。ハンプ君の仲介で指輪を交換し....