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エンジョイ
「エンジョイ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
エンジョイの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
りいます。私はそれを怖れ忌んでいます。トマスが「なんじ静かなるところに退きて神を
エンジョイせよ」といったのが心にしみます。私はこの頃はトマスの理想とするような生....
「女類」より 著者:太宰治
に就《つ》いて論じ合ったりなど致しますと、まさしく解放せられたる自由というものを
エンジョイしているような実感がして来たものです。 そのうちに僕は、新橋の或《あ....
「ふもれすく」より 著者:辻潤
ったッてないのかも知れない。 イジイジコセコセと変に固苦しく、生活を心の底から
エンジョイすることを知らず、自分の感情を思う存分に托する歌一ツだに持たず、狭い自....
「老年と人生」より 著者:萩原朔太郎
、今ではもうそんな恐ろしい地獄もない。むしろ性慾を一つの生活気分として、客観的に
エンジョイすることの興味を知った。昔の僕には、茶亭に芸者遊びをする中年者の気持ち....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
て痛いから)あっちこっちあけて、スダレかけて、さて、と昨夜はそこに腰かけてかなり
エンジョイしました。 十日にあのひとたち来たから殆ど一ヵ月ね。浩子さん本当に名....
「ジャーナリズムの航路」より 著者:宮本百合子
おやじの風体で微行して、その土地の関係者が彼を発見したときの恐縮や一変した待遇を
エンジョイしたことは有名である。きょうの宮さまとよばれる有閑な中年の男性たちが、....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
むかしの日本人はあたまがよかったような気がする。現代人もよく遊びよく働き、生活を
エンジョイすることで負けはとらないが、それは「愉しみある所に愉しむ」程度につきて....