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「エンド〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

エンドの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
断崖の錯覚」より 著者:黒木舜平
その夜、私たちは、結婚のちぎりをした。私の知られざる傑作「初恋の記」のハッピイ・エンドにくらべて、まさるとも劣らぬ幸福な囁《ささや》きを交した。私は、結婚を予想....
二、三羽――十二、三羽」より 著者:泉鏡花
ごま)が見たかったのである。この名からして小児で可い。――私は大好きだ。スズメノエンドウ、スズメウリ、スズメノヒエ、姫百合、姫萩、姫紫苑、姫菊の※たけた称に対し....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
横から潰されて、ほとんど腋下に及ぶほどの高さになってしまう。と同時に、いわゆるイエンドラシック反射が起って、その部分に加えられた衝撃が、上膊筋に伝導して反射運動....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
義不正や圧迫には一分の揺ぎもしない彼には、骨というものがある。静かだ、ウエスト・エンド|通りの雑踏が蜂のうなりのように聴えてくる都心|紐育下町のなかにも、こうし....
春の枯葉」より 著者:太宰治
ドカンと一時にやって来るね。 (菊代)(しんみり)ほんとうに。ホップ、ステップ、エンド、ジャンプなんて飛び方でなくて、ほんのワンステップで、からりと春になってし....
獄中記」より 著者:大杉栄
燭の電燈が室じゅうをあかあかと照らしていた。 「これは上等だ。コンフォルテブル・エンド・コンヴェニエント・シンプル・ライフ!」 と僕は独りごとを言いながら、室....
奇賊は支払う」より 著者:海野十三
関誌「ザ・プロシーデングス・オブ・ザ・インスチチュート・オブ・ニッポン・スッパ・エンド・オシコミ」に記載せられ、会員及び広く被害性大衆に一大感動を与えたことだっ....
四次元漂流」より 著者:海野十三
「するとここらだね」 川北先生は、手を伸ばして丸卓子の上に大きな獅子のブックエンドにはさんである大きな帳簿をなでた。その帳簿は皮革の背表紙で「研究ノート」と....
クリスマス・カロル」より 著者:ディケンズチャールズ
た。その後幾年もその名は倉庫の戸の上にそのままになっていた。すなわちスクルージ・エンド・マアレイと云うように。この商会はスクルージ・エンド・マアレイで知られて居....
獄中消息」より 著者:大杉栄
の病気はどうか。よろしく。 安成に『早稲田文学』の一月号にあったモダーニズム・エンド・ローマンス(近代文学)の原書を、もし借りることができたら借りて貰うように....
灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
あらわれたいろいろの女性は悉くそう云った自己満足のように思われた。それがハッピーエンドにならなくとも、女は又、その悲劇であることを誇らしげに吹聴し、苦しみもだえ....
無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
たよりも強く、船がこんなに流されたのだ。 ミッドウェー島に行くのには、パール・エンド・ハーミーズ礁という、いくつかの、小島と暗礁のむれの、南の方を航海しなけれ....
家なき子」より 著者:楠山正雄
わたしたちがレッド・ライオン・コートへもどったのは、もうおそかった。ウェストエンドからベスナル・グリーンまでの距離はかなり遠いのである。わたしはまたカピを見....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
。 そこで字の読める男から募集者の所番地をきいて、本牧のチャブ屋街の中にあるTエンドK兄弟商会別館というのを訪ねて行った。 朝のおそいこの街はまだ半分眠りの....
桜の園」より 著者:神西清
したのよ。わたし黙っていてやった。そこへ耳にはいったんだけど、わたしがあの連中にエンドウ豆ばかり食べさせるような、そんな噂を飛ばしてるの。しわん坊だから、ですっ....