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「オメガ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

オメガの前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宣言一つ」より 著者:有島武郎
し階級争闘というものが現代生活の核心をなすものであって、それがそのアルファでありオメガであるならば、私の以上の言説は正当になされた言説であると信じている。どんな....
聖書の読方」より 著者:内村鑑三
の言ではない、能く死と死後の事とを知り給いし神の子の言である、彼はアルバであり又オメガである、始であり又|終である、今あり昔あり後ある全能者である(黙示録一章八....
地球盗難」より 著者:海野十三
った。「さあ、いよいよ実験を始めるかな。まずこの人間の右半分に、この器械から出るオメガ光線を投射し、左半分には例の疑問線を当てることにしよう。まずこの器械によっ....
生の拡充」より 著者:大杉栄
の拡充ということは、言うまでもなく近代思想の基調である。近代思想のアルファでありオメガである。しからば生とは何か、生の拡充とは何か、僕はまずここから出立しなけれ....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
に西田氏ほど認識を神秘化した哲学者はあるまい。認識は氏の哲学のアルファでありまたオメガである。氏によれば認識の性質のなかに自由の観念が含蓄されている。自然現象に....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
のミコトを合わせたように神格化されて、怖れかしこまれ尊ばれている。その生き神様のオメガネに易々とかなうことのできなかった木々彦は、そのために村人になんとなく安ッ....
夜長姫と耳男」より 著者:坂口安吾
方の代りに長者の邸へ連れていった。 「キサマは仕合せ者だな。キサマの造った品物がオメガネにかなう筈はないが、日本中の男という男がまだ見ぬ恋に胸をこがしている夜長....
浮浪漫語」より 著者:辻潤
愛されることをもって始終するのである。それが生活意識の中心になる、アルハになり、オメガになり、神になり、仏になり、天国になり、芸術になり――一切になり切るのであ....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
其れは農であらねばならぬ。 三 農は人生生活のアルファにしてオメガである。 ナイルの沃野にふり上ぐる農の鍬は、夕日に晃めくであろう。 ....
善の研究」より 著者:西田幾多郎
経験の統一に達せねばならぬ。されば純粋経験の事実は我々の思想のアルファでありまたオメガである。要するに思惟は大なる意識体系の発展実現する過程にすぎない、若し大な....
フランス哲学についての感想」より 著者:西田幾多郎
の真理を含んでいる。歴史的実在の世界は日常的世界である(そこが哲学のアルファでもオメガでもある)。彼の描いた自己は日常的世界において生きぬいた自己である。しかし....
プロレタリア文学における国際的主題について」より 著者:宮本百合子
アメリカと違えば違うほどいい。しかも民族的な違いそのものを決定的なアルファとし、オメガとするところに異国趣味を根とするブルジョア文学の国際的要素の特性がある。 ....